仕事術の本とか自己啓発本を毛嫌いすると言う人はいますよね。
なんか、そんな本を読んでいると、「自分が出来が悪い」ように見えたりするのが嫌だったり、「そんな本を読まないと仕事の進め方がわからない」とんちんかんな奴と思われたりするんじゃないか?なんて考えが頭をちらっとよぎったり、「本の中から姑息なテクニックを拾って駆使しているのかおまえは!軟弱もの!」なんと言われそうな気がしたり、「会社から出ると仕事の事は忘れるのさ」なんて粋がってみたり、「仕事は頭で覚えるんじゃなくて体で覚えるんだ」なんてうそぶいてみたり、「そんなもの読まなくたってわかるのが優秀な大人さ」なんて思ってやしないかい?
実は違うんじゃないか。
人間なんて、「教えられる事なく、最初から仕事が出来る」なんて事はない。
確かに生まれつき「要領の良い奴」というのは確かにいて、そいつは仕事術も自己啓発本も読まずにがんがん仕事をこなしているように見える。 空気を読むのが敏感で、なんでもそこそこ上手くこなしちゃう奴はいる。
でも、実は自分の中からや自分の周りだけから得られるものって量的にはたいしたことはない。
今ちょっとだけ仕事が出来るからといって、常にそれだけをベースにしてしまうほど危険なこと、自分の成長を妨げてしまうことってないんじゃないかと思う。
今が出来ようが出来まいが、少しずつ見聞を広げる努力を怠ってしまうと、後々それが大きな差になってしまうんだと思う。
普通、こういった仕事術は年寄りが書いていて上から目線で説教調にであること事が多いけど、この本は割と30歳代前半の普段目線で書かれている。 説教だと反発するようなことも、同世代の成功者から言われると納得感というのも違うのだろう。
20-30歳のビジネスマンであれば、是非手にとって読んでほしい内容ばかりだと思う。
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by osamu_tamura
| 2009-07-23 15:29
| ビジネス書-仕事術